一般的なハンドトルクレンチとは大きく見た目が異なりますが、これもナットを回してボルトを締め付ける「トルク締付」工具です。初めての人には使い方も想像できないこの製品を解説していきます。

上のような従来工法は人数や腕力を必要とし、危険が伴うこともあります。こんな作業を改善し、精度の良い「トルク管理」ができる大型ボルト締付ツール、その中で最も代表的なのが「油圧トルクレンチ」です。

動力となるリモコン付きの油圧ポンプ（電動・エアー駆動など）と接続用のホース、また対象ナットに合わせた六角ソケットが必要です。本体の六角穴に直接ナットをかけるセンターホールタイプも有ります。

現場で重要視される「安全」と「効率」の両立に大きく寄与します。また作業者を選ばない再現性の高さ、高い締付精度も魅力的。小さなボディに大きなパワー！油圧トルクレンチは現場の必需品です！

「油圧でピストンを動かしラチェットを押し回す」のが基本的な構造です。トルクシステムではピストンの戻りが早い複動油圧式を採用しており、また故障の多いラチェットは大きな歯で耐久力があります。

同じように見える油圧トルクレンチもメーカーによる差があります。長期間モデルチェンジが行われていない製品はシンプルですが、安全や管理の課題を人に頼りがちです。ぜひ機種選びからお任せください。