締め付けの種類
トルク締付/トルク法
締付力をトルクで管理します。締付環境が均一であればあるほど、より高い効果を発揮します。安価で簡単、ツールの種類も豊富なため、広く応用が利きます。
角度締付/回転角法
ナットが着座してから一定の角度締付ける事で管理します。締付環境が悪くても確実に一定量締付ける事が可能です。
テンション締付/加力方
締付力を軸力or伸びで管理します。設置条件を満たせば、ボルトにねじれ・曲げ応力がかからない高精度な締付が可能で、ねじ山を傷めません。
加熱締付/加熱法
誘導加熱を利用してボルトを伸ばし、その際に締め緩めを行います。ガスバーナー・電熱線ボルトヒーターなどがありますが、弊社ではより効率的な高周波ボルトヒーターをご用意しています。
一次締め
高いトルクでボルトを締める前に、一定量のトルクをかけ、ボルトと対象物が完全に密着するように締め付ける事前作業のこと。一次締めを本締め前に行う事で、より精度の高い本締めが可能になります。
本締め
一次締めを行った後に、規定のトルクまで締付けること。
増し締め
本締めを行ったボルトが、高熱・振動などの要因で緩む場合、その状態からさらに規定トルクでの締付けを行うこと。
ダブルナット(工法)
ナットを上下に2つ重ねて使う工法。ナットの間にも軸力が働くので、ナット同士を締付けてボルトの遊びを無くすことで緩みを止めます。